【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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15: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:01:59.99 ID:tCiOWLnR0

静香「予備知識をもって星を見るのは実は楽しい、か。確かに楽しい。でもそれだけじゃなくて、この3人で見てるから、きっと楽しいのかもしれない。でもそれがかえって――」

私の胸を締め付けるのかもしれない。この時間は先へと進んでいずれ無くなってしまうものだから。
もう季節は冬だ。私がこの2人とアイドルをしていられる時間はあとどれくらいだろう。
以下略 AAS



16: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:02:38.39 ID:tCiOWLnR0
静香は空を見上げる。

東京の空にあるのは、シリウス、ベテルギウス、プロキオンの冬の大三角だ
もしベテルギウスが消えたら、冬の大三角はどうなるのだろうか。

以下略 AAS



17: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:03:19.62 ID:tCiOWLnR0
2 〜クリスマスから1週間前〜



ロックンロールはどこにある?
以下略 AAS



18: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:03:48.16 ID:tCiOWLnR0

真壁瑞希「ライブハウス、ですかね?」

ジュリア「……ああ、そうだな」

以下略 AAS



19: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:04:17.90 ID:tCiOWLnR0

ジュリア「百合子の?」

瑞希「はい、杏奈さんが読んでるのを後ろから伺っていました。」

以下略 AAS



20: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:04:43.35 ID:tCiOWLnR0

瑞希「実は、相談がありまして。まあ大したことではありませんが」

律子『NBAの最弱バスケットボールチームの社長のマーケティング戦術として――』

以下略 AAS



21: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:05:13.88 ID:tCiOWLnR0

瑞希「そこで見かけたんですよ。プロデューサーを」

ジュリア「プロデューサーをか?すると、何かの営業か?」

以下略 AAS



22: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:05:43.97 ID:tCiOWLnR0

瑞希「答えかどうかはわかりませんが、百瀬さんは転職活動に結び付けました」

ジュリア「あ?転職活動だと?」

以下略 AAS



23: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:06:20.78 ID:tCiOWLnR0
いよいよ最初のバンドがステージに立つという、まさにその時。
隣に立つ瑞希がぼそりと呟く

瑞希「ロックンロールはどこにある?」

以下略 AAS



24: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:06:54.54 ID:tCiOWLnR0
バンドが立ち代わり入れ替わり演奏をするにつれ、
会場の演者、観客共にボルテージが上がっていく。
あたしもあたしで、『お、ここでハンマリングをいれるのか。』『あの曲のコードを別のに置き換えるとこうも変わるのか』と何かしらのヒントを見つけることができて満足していた。


以下略 AAS



25: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:07:38.68 ID:tCiOWLnR0
興奮した観客の一人が規制線を越えてステージに上がったのだ。
すぐに控えたスタッフに取り押さえられはした。

しかしその後の演奏は全くと言っていいほど盛り上がらなかった。
あたしの近くの観客が、こうつぶやくのが聞こえた。
以下略 AAS



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