【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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15: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:01:59.99 ID:tCiOWLnR0

静香「予備知識をもって星を見るのは実は楽しい、か。確かに楽しい。でもそれだけじゃなくて、この3人で見てるから、きっと楽しいのかもしれない。でもそれがかえって――」

私の胸を締め付けるのかもしれない。この時間は先へと進んでいずれ無くなってしまうものだから。
もう季節は冬だ。私がこの2人とアイドルをしていられる時間はあとどれくらいだろう。
過去を見る方法があると聞いた時、私には半分そんなものがあるはずないという気持ちと、もしあるなら今をずっと見ていたいという気持ちがあった。
静香は今朝の出来事を思い出す。朝食の食卓で父に次の公演のチケットを渡そうとした時のことだ

『静香、私はアイドルが好きではない。だからそのチケットは受け取らない』

ただそれだけで議論の余地はないと交渉はシャットアウトされた。
今回が初めてのことではない。繰り返し挑み、繰り返し失敗している。けどまた私は挑むのだろう。



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