【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/01/07(日) 18:26:17.08 ID:ZtE3BbpK0
フレンはたしかに見たのだ。
昨日、ゆうきがフレンとブレイに逃げてとだけ短く告げて、今まさにウバイトールが襲いかかろうとしているめぐみの元へ駆けたとき。
そのときに、見たのだ。
ゆうきの背中に漂う、戦士の風格。勇気溢れるグリフィンの翼を。
「信じてたのに……」
「……ブレイは、まだ信じてるグリ」
「え……?」
今の今で黙りこくっていた傍らのブレイ。彼が口を開いた。ブレイの目は遙か遠くを見据えていて、その決然とした目に、もう涙はなかった。
「信じてるって、何をニコ?」
「……ゆうきは戻ってきてくれるグリ。ブレイはゆうきを信じているグリ」
「どうして、そんなことが言えるニコ?」
「だって、ゆうきはプリキュアをやめるなんて一言も言ってないグリ」 ブレイはやっぱり、なぜか自信満々に。「それがブレイが考えた答えグリ。ブレイはゆうきを信じてるグリ」
「……そうニコ。勝手にすればいいニコ」
もう、信じて裏切られるなんてまっぴらだ。きっと自分はゆうきのことを気に入っていたのだろう。だからこんなに空虚な気持ちになっているのだ。
「でも、大丈夫よ。どちらにしろ、あなたたちは私が守るから」
ただ、今はゆうきを失ったさみしさを、めぐみの温かい腕と言葉で埋めておきたい。めぐみがかけてくれる優しい言葉がただただ心地いい。
「大丈夫。あなたたちは、私が絶対に守るからね」
「言葉だけならなんとでも言えるぞ? プリキュア」
「っ……!」
それはやはり、唐突に現れた。ほまれ町を通るほまれ川、そこにかかる橋の中央に、彼は立っていた。
「ゴーダーツ……!」
それは深く欲望に根ざした、アンリミテッド。闇の戦士、ゴーダーツだ。
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