【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
↓
1-
覧
板
20
89
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/01/07(日) 18:27:27.09 ID:ZtE3BbpK0
「ふん。名前くらいは覚えていたようだな、プリキュア」
「フレン、ブレイ、わたしの後ろに隠れて!」
「ニコ!」 「グリ!」
フレンはブレイの手をひっつかみ、慌ててめぐみの腕から飛び降りた。身構えるめぐみの足下に隠れ、ゴーダーツの姿を陰から見つめる。
「今度はあなたなのね。デザイアとかいう人はどうかしたの?」
「うぬぼれるな。貴様らごとき、あのアンリミテッド最強の騎士が出撃されるまでもない」
ゴーダーツは不敵に笑う。
「それにしても、デザイア様がおっしゃっていたことは本当だったようだな。くく……もうひとりのプリキュア、逃げ出したのか?」
「っ……」
思わずうめき声が漏れる。考えないようにしていたのに、ゴーダーツの言葉でむりやりに思い起こされてしまう。
「とんだ腰抜けがプリキュアになったものだな。それも、勇気の王子が生み出したプリキュアであろう? くく……今の勇気の国の王族と同じか。連中は皆、腰抜けで弱虫だからな」
「弱虫なんかじゃないグリ! ブレイたち勇気の国の王族は、みんな勇敢な心の持ち主グリ!」
めぐみの後ろから、ブレイが叫んだ。ブレイは誇り高い王族らしい王族だ。自分の家系が馬鹿にされれば、黙ってはいない。けれど、
「ほう? ならば剣を取って私と戦うか? 私は一向に構わんぞ?」
「うっ……」
ブレイがガタガタと震え出す。ブレイは自分では決して認めようとはしないが、やっぱり臆病なのだ。
「……あなたの相手はこの私、でしょう? それとも、伝説の戦士が怖いのかしら?」
めぐみがふたりを庇うように言葉を放つ。ゴーダーツは不快そうにめぐみをねめつけた。
「くだらん。貴様の相手は私だけではない」
そして、世界が闇に沈む。
「出でよ、ウバイトール!!」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
647Res/1111.54 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513432793/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice