【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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255:名無しNIPPER[saga]
2018/02/11(日) 18:25:46.91 ID:Vt5kauhK0

「ともえちゃん……」

「お姉ちゃんがときどき話してくれてます。新しい友達ができたって嬉しそうに、あなたの話を」

「そっか」

 嬉しいような、くすぐったいような、不思議な気持ちだった。

「ほっぺ、大丈夫?」

「ああ……」

 めぐみの問いに、ともえは思い出したように頬に手をやる。

「もう痛くないです。聞かれるまで忘れてました」

「そう、よかった。王野さんも思わず手が出てしまっただけだから、許してあげてね」

「……わかってます」

「それから、今日は突然お邪魔しちゃってごめんなさい。ブレイ――あー、王野さんのぬいぐるみの様子を見に来たの」

「それって……」

 ともえはハッと口を押さえて。

「……あの、あれ、ひょっとして、あなたがお姉ちゃんにプレゼントしたものだったんですか?」

「えっ? あー、うーん、まぁ、そんな感じかな?」

 まさかロイヤリティやプリキュアの話をともえにするわけにもいかないだろう。言葉を濁すめぐみだったが、ともえは神妙な表情でめぐみの顔を見つめていた。

「どうかした?」

「その、ごめんなさい。私、あなたのプレゼントだと知らなくて……今朝、あのぬいぐるみをボールみたいに乱暴に扱っちゃって」

「ああ……」

 そういえばゆうきが言っていた。そもそも、今日ブレイの様子を見に来たのはそれが理由だったのだ。

「いいのよ。プレゼントっていうか、ふたりの思い出の品、って感じだから」

「そうですか。お姉ちゃんにとって、本当に大切な友達なんですね……えーっと……」

「めぐみでいいわ」



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