34:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:49:43.58 ID:nZJI/gt30
真姫「それで、今度はそこのモデルさんにお熱なわけね」
ことり「最高の鞠莉ちゃんにするって約束したんだ」
35:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:50:39.53 ID:nZJI/gt30
2人は懐かしそうな顔でくつろいでいる。少し、居心地が悪い。
真姫さんとことりさんの周りだけが、気だるげで、けれど自信にあふれたセピア色の空気だった。
36:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:51:38.32 ID:nZJI/gt30
ことり「ああーっ! そういえばっ!」
突然の大声に、何事かと顔をあげた。
37:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:52:44.33 ID:nZJI/gt30
ことりさんのアトリエを出たのは、もう日も暮れかけた頃のことだった。
雪は降らなくなったけれど、吐く息はまだ白い。
38:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:53:23.78 ID:nZJI/gt30
ちらっとだけ私の目を見て、真姫さんはまた興味がなさそうな顔をした。
真姫さんと私は少しだけ距離をとり、駅までぽつりぽつりと会話をしながら歩いていた。
39:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:55:18.84 ID:nZJI/gt30
鞠莉「私、大丈夫よ」
真姫「そう」
40:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:56:11.11 ID:nZJI/gt30
*
41:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:57:03.19 ID:nZJI/gt30
ことり「どこか苦しい? 胸とか結構きつめに締めたから」
鞠莉「大丈夫」
42:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:57:39.59 ID:nZJI/gt30
ガタガタと物音がして、びくりと肩が反応した。
周りの参加者たちが一斉に席を立っている。
43:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:58:41.97 ID:nZJI/gt30
鞠莉「ご、ごめんなさい」
ことり「ううん」
44:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:59:32.97 ID:nZJI/gt30
―――鞠莉、足は大丈夫? 鞠莉さん、緊張していませんか? 東京に誘われましたわ!
いいところ見せなきゃね! 怖いの? 鞠莉ちゃん、出番だよ。
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