鞠莉(16)「留学してそろそろ半年ね……」
1- 20
38:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:53:23.78 ID:nZJI/gt30


ちらっとだけ私の目を見て、真姫さんはまた興味がなさそうな顔をした。

真姫さんと私は少しだけ距離をとり、駅までぽつりぽつりと会話をしながら歩いていた。

私はやっぱり真姫さんが苦手で、だからこそ不思議だった。


鞠莉「真姫さんって」

真姫「何?」

鞠莉「ほんとに μ's だったのよね?」

真姫「どういう意味よ」

鞠莉「Hmm……何となく!」

真姫「……そ」


またすまし顔。

パーティーで会ったときから、ずっとこの顔ばかり見ている気がする。

そんなだから、「冷たい」なんて言われるのに。


鞠莉「気にしていないのかしら」

真姫「うるさいわね。あなたはリハーサルのことを気にしなさいよ」

鞠莉「うぐっ」


真姫「……」

真姫「……怖いの?」

鞠莉「え?」


真姫さんは急に立ち止まると、まっすぐ私の顔を見た。


真姫「あなた、さっき震えてた」

鞠莉「震えてないわ」

真姫「ふぅん……ま、いいけど」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
72Res/72.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice