112: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:29:54.11 ID:Qezuh/qr0
「ミホ……ミホ……」
「!! プロデューサーさんっ! どこにいるんですか!?」
「ミホ……クルシイ……ドイテ……」
それにしても、なんだかお尻がむずむずするなぁ……。
あ!!!
「ごっ、ごごごごごめんなさい私!! ぜっぜっ全然気付かなくてっ!!」
自分が下敷きにしちゃってたことに気付いて、顔がぼっと熱くなります。
私のお尻から解放されたプロデューサーさんは、仰向けのまま「ぷはっ」と息を吐き出しました。
「良かった。無事そうだな」
自分のことを差し置いて、開口一番そんなことを言うものだから。
「……もう……」
「美穂?」
「もう……もう、もうっ! もうっもうっもう〜〜〜〜っ!」
「あいた!? ちょっ待っ美穂、なん……痛っ! 普通にいてぇ!?」
私の為に、あんなことして。
自分のことなんか考えもしないで。
色んな感情がごちゃごちゃのむずむずになって、狸じゃなくて牛さんみたいに鳴いて、ぽかぽか叩きます。
嬉しかった。
ありがとう。
ほんとは、そう言いたいのに。
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