111: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:29:18.34 ID:Qezuh/qr0
気が付けば、空を見上げていました。
化け狸のグライダーは風に乗り、鶴屋百貨店の屋上に軟着陸。
夢中で化けていた私は変化を解き、呆然とへたり込んでいます。
「ありがとう……」
口をついて出る言葉は、変化を助けてくれたピンクのマフラーへか。
それとも過ぎ去った突風へ向けたものか……自分でもわかりません。
両方だったのかもしれません。
いえ、それともう一人――って、あ。
「プロデューサーさん! プロデューサーさんは!?」
い、いない!?
周りを見渡しても姿がありません。どこかで落としちゃった!?
いや、絶対そんなはずないのに……!!
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