10: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 19:48:26.13 ID:TXSil8FD0
フレデリカ(飛鳥)「単刀直入に問おう……ボクの体の中に入っているのはキミなんだろう。フレデリカ。キミの演技は見事だけれど、オーラで理解るよ」
二宮飛鳥の姿をした者はボクの質問を俯きながら聞いて、微笑えんだ。
一転、満面の笑みを弾けさせながら答える。
飛鳥(フレデリカ)「ピンポンピンポーン! だいせーかい! 今アスカちゃんの中にいるのは…性は宮本、名前はフレデリカ! ミドルネームは自称アンドレことフレちゃんでしたー♪」
フレデリカ(飛鳥)「その自己紹介はなんだ。聞いたこともないぞ」
飛鳥(フレデリカ)「これからのグローバルな時代を生き抜くにはダイバーシティな感覚が必要なのだっ! ……あっ、でもアタシ今はアスカちゃんだから新しいミドルネームを考えなきゃだねー☆」
二宮飛鳥の体になったフレデリカは左手を天に向かって突き出し、右手で顔を押さえつけながら叫んだ。
飛鳥(フレデリカ)「《月明かりに照らされた峠の上で狼の叫びがこだまする。人から人へとココロを救う命の洗浄! 我が名はシュバルツ・ヴァッシェマシーネ!》 ……っていうのはどーお?」
フレデリカ(飛鳥)「クッ……! 不覚にもカッコイイと思ってしまったのが悔しい! 直訳したら『黒い洗濯機』なのに! しかもそれはミドルネームじゃない!」
飛鳥(フレデリカ)「ふふーん♪ フレちゃんの手にかかればこのくらい朝飯前だよ! 今は昼過ぎだけど☆」
フレデリカ(飛鳥)「知らなかったよ。フレデリカにそんなセンスがあっただなんてね。もっと、キミのセカイを見せてくれ!」
飛鳥(フレデリカ)「それもいいけどそろそろ戻らなくっちゃ。あんまり長くいすぎちゃうと怪しまれちゃうよ?」
フレデリカ(飛鳥)「これは夢だろう? バレたって構いやしないさ」
飛鳥(フレデリカ)「うーん、そうだったらいいんだけどね」
フレデリカはそれだけ言うとみんなのところへ戻っていった。随分と気になることをいってくれるじゃないか。
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