16: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/12(火) 01:48:38.01 ID:ZzgLKWWH0
でも私は、落ち着いていました。
このような時、偉大なる先人からの有り難いプレゼント(持ちネタ)を頂いていました。一方的に。
ルビィ「ふぅ・・・」
17: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/12(火) 01:49:10.39 ID:ZzgLKWWH0
ルビィ「あっ」
そっか、矢澤にこさんがスクールアイドルやってたのはもう6、7年前。
そんな昔では、この子が生まれていたとしても、にこにーの奥義とゴリラの威嚇行為の区別すらつかないのでしょう。
18: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/12(火) 01:49:59.87 ID:ZzgLKWWH0
どうしよう、いっそのこと身体能力に物を言わせてロンダートからのバク転でもやって誤魔化そうかと思いましたが、ここは往来の一般歩道。
下もざらざらで怪我の危険もある上、関係各位への体裁もあります。あとスカート。
男の子「・・・お姉ちゃーん?」
19: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/12(火) 01:50:43.12 ID:ZzgLKWWH0
ルビィ「シャイニー☆」
とびっきりのウインクと、目元に添えたピースサイン。
男の子「おおー!マリーだ!」
20: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/12(火) 01:51:59.23 ID:ZzgLKWWH0
またそのうち
21: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:09:02.55 ID:zj1cpJm00
男の子「ばいばーい!」
満足気な母子に右手で返し、下ろす流れそのままに左手首を見た後、壁のような背広の横から時刻表を確かめました。
そっけない書体で並ぶ単位抜けの数字の羅列。間違えの無いよう目を凝らしますが、どうやらバスは若干遅れてるみたい。
22: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:09:46.32 ID:zj1cpJm00
何してるのかな。
どこ見てるのかな。
会話とかしないのかな。
23: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:10:21.98 ID:zj1cpJm00
花丸「ちゃんと眠れたずら?」
ごとんごとん。がったんごっとん。
大小不規則なリズムで揺れながら、今日もスーツや制服姿をたくさん飲み込んでひた走る路線バス。
24: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:11:15.45 ID:zj1cpJm00
でも、花丸ちゃんは今の会話だけで伝わっちゃうんだろうな。
私の自慢の親友は、私の事なら何でもわかっちゃう子なんです。
花丸「いや、何でもはわからないずら」
25: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:11:55.02 ID:zj1cpJm00
ルビィ「花丸ちゃんだって一緒に泣いてた癖に・・・」
花丸「いやいや黒澤さんほどでは」
ちくしょうめ。
26: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:12:33.70 ID:zj1cpJm00
花丸「ルビィちゃんはきっと、人より頑張った分、目標に届かなかったことを呑み込むのに時間がかかってるだけ」
花丸「でも、もうすこし時間が立てば、受け入れられるはず」
花丸「千歌ちゃんだってそうだったでしょ?」
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