佐藤心「アホ毛?」小日向美穂「『ドリーミン・アーチ』ですっ」
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56:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:12:20.50 ID:PMml/roUo

 促されるまま対面に座る。男は名刺を美穂に渡した。

「佐藤心のプロデュースを担当している者です。先日は佐藤のライブをお手伝いいただき、ありがとうございました」

以下略 AAS



57:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:13:07.92 ID:PMml/roUo

 美穂はきょとんとして所長達の様子をうかがった。

 よくよく考えてみれば、この人は何のために養成所に来たのだろう?

以下略 AAS



58:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:14:30.90 ID:PMml/roUo

 真っ先に感じたのは、困惑だった。

 先日のライブはたしかに上出来だった。しかしそれは佐藤心や『プロデューサーくん』の助力によって、レッスンの成果を十分に発揮できたからだ、と美穂は理解している。

以下略 AAS



59:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:15:41.84 ID:PMml/roUo

 その時、思いがけず美穂の脳裏にあのライブステージでの体験が蘇った。

 客席から怒涛のように押し寄せてくる熱狂と歓声。

以下略 AAS



60:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:17:47.56 ID:PMml/roUo

――――――

「小日向さんはこの養成所に通っているわけですが、うちの事務所でやっている新人のお披露目イベントはご存知でしたか?」

以下略 AAS



61:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:18:42.51 ID:PMml/roUo

「話を戻しましょうか。イベントの内容は覚えてますか?」

「えっと……私が見たのだと、皆で歌って、自己紹介して、ユニットに分かれてまた歌って……」

以下略 AAS



62:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:24:56.80 ID:PMml/roUo

――――
――――――

 それからの日々は目まぐるしかった。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:26:30.27 ID:PMml/roUo

――――――

 数日後から、イベントのレッスンに参加した。

以下略 AAS



64:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:27:29.87 ID:PMml/roUo

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――――――

 本番までもう一週間となった。
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:29:23.45 ID:PMml/roUo

――――――

 美穂はプロデューサーに割り当てられているオフィスに着くと、応接スペースを借りてサインの練習を始めた。

以下略 AAS



66:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/16(土) 23:31:00.52 ID:PMml/roUo

 今、このオフィスには美穂と事務員の女性のふたりきりである。

 佐藤心はテレビ番組のロケに出ていて、それにプロデューサーも同行しているということで、今日はふたりに会えそうになかった。

以下略 AAS



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