8:名無しNIPPER[sage]
2017/12/08(金) 01:22:01.56 ID:dW68xNSs0
私たちが進む先にある、ぽつんとたたずむプレハブ小屋の小さな建物。
その小屋の前には丸い、剥がれた赤色に挟まれた白の線が施された、看板みたいなのが立っていた。
ユーリは私のヘルメット叩いてそこがいいと言った。
やかましく頭を叩くから、仕方ないけど、見るからに頼りない、壊れてしまいそうなその小屋の隣にケッテンクラートを止め、私は中を覗く。
中を覗く、と言ってもその小屋は入り口を大きく解放していた。
解放していたというか、扉はなく、誰でもすぐに入ることができるようだった。
中には大きな椅子があった。破れていて、同じく赤色だった赤は、くすんでいた。
ユーリ「どうよちーちゃん。風情があるでしょ」
チト「まぁ、もう降りそうだし、ここでいいか」
私は椅子に腰を下ろした。柔らかかったけど、埃が舞って咳き込んだ。
そしてユーも私の隣に座った。いちいち動作が大きくユーだ。もちろんおもいっきり飛んで座ったから、埃が舞い、私はまた咳き込む。
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