【ミリマス】女王閣下をプロデュース
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58: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/13(水) 02:11:31.70 ID:VbrfxfJEo

「春香、よーく聞いてくれ! いつ、どんな時代にも、その時代を象徴する偉大なアーティストってのがいたもんだ。

そんな彼、または彼女たちは時に国を、世界を、世代を、民衆を、
それこそ国境だの人種だのって言うしがらみすら超越して人々の支持をその身に集めることになった!!」

「は、はい!」

「そうして一種のコミュニティを――世界と言い換えたって良い! 形成した。即ち、それは個人で成し得る最も小さな世界征服!
……俺の世代で言うならば、トップアイドル日高舞。あれは本当に凄かったぁ……!」

プロデューサーは思い出に浸るように顔を上げると、呆気に取られる春香の前でしばしの間沈黙し。

「おっと、話が少し逸れちゃったな。……つまり、アイドルには人の支持を集めるだけのパワーがある!

支持する人たちが増えて行けば、活動はいつしか世界規模に。
日本のアイドル天海春香は、世界のハルカアマミにだってなれるワケさ!」

「それが、プロデューサーさんの考えた私に合った世界征服」

「そう! そうだ! その通りだ!!」

興奮気味に捲し立てるプロデューサーに春香が言う。

「でもそれ、私が前から言っていた……。トップアイドルになるって夢と被ってません?」

「だから、春香はアイドルになろうと思ったんだろう?」

「えっ? ……いやー、実のところアイドル目指したきっかけは、案外大したものじゃ無かったり――」

だがしかし、勢いに乗るプロデューサーは春香の呟きなど耳に入らない。
情熱的に拳を握り、なんとも嬉しそうな声音で語るのだ。


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