【ミリマス】女王閣下をプロデュース
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47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/12(火) 12:50:41.75 ID:UZlyT6fxo

「それが約束できると言うのならば……私の血がついたこの人差し指。そう、この指を百合子ちゃんの口に入れてあげる」

「はる、かさんの……ゆび……血のついた、……指……」

「そう……欲しかったんでしょう? これが」

言われ、百合子が頷いた。首を僅かばかりだけ縦に振ると、
約束を違えぬために口の開きを大きくする。

……その殊勝な態度に春香は空いている右手で百合子の頭を抱えるように触れてやると。

「ふふっ、いい子ね……お座りなさい」

瞬間、百合子はぺたりと床に座り込んだ。

春香もそれに合わせて膝を落とし、ようやく――ようやくである。
もはやじんわりとしか血も滲んでいない人差し指を百合子の舌の先へと寝かせたのだ。

「ひ、ぁ……あっ……!!?」

百合子の両目が開かれて、息を飲んだその肩がびくびくと大げさに痙攣する。

今、彼女の肉厚な舌の表面に塗りたくられる女王の血。
それはある意味想像通りの鉄の味と、匂い、そして表現のしようもないほどの痺れを百合子の芯に刻み込んだ。

また、同時にあばらの狭い隙間を縫い、心臓へ向けて刃物を差し込まれるような快感。
そう! 見も凍るような快感が彼女の体を突き抜ける。……殺されたのだ、彼女は、再び、この女に! 

"血を分け与えられる"という単純な一つの行動で、
焦らしに焦らされた百合子の脳はオシャカになったと言ってもいい。

その証拠に彼女の涎れは止めどなく溢れ、こぼれ、開いた口の両端から、だらだらと床を汚す始末。

吸いつくことは許されていない。百合子は必死に舌を動かすことでその指の、先の、傷口を、
まるで女性が男性を悦ばせるように丁寧に、丹念に、にちゃ、くちゃ、と音をたてながら味わっていく。

……そんな彼女の耳元で、春香が嘲るように言う。


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