18:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:06:39.98 ID:Glq8XdSL0
翌日の昼間に、大きな段ボール箱が我が家に届いた。
唯「わぁ、あずにゃんの大きさだ」
よいしょ、と持ち上げると、ずっしりとした重みを感じる。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:17:49.34 ID:Glq8XdSL0
唯「あずにゃん、わたしだよ、唯だよ」
答えてほしくて、目を見て呼びかける。
でもその目はいつまでも合う気がしなくて、瞬き一つしない。
20:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:36:07.89 ID:Glq8XdSL0
唯「動いてよあずにゃん!! あずにゃん、等身大あずにゃんフィギュアになっちゃったんでしょ!? もういい、本物のあずにゃんに、戻ってよ!!」
唯「わたしが欲しかったのは、動かないあずにゃんフィギュアなんかじゃない!」
唯「続いていくはずだった、あずにゃんの未来がほしい!!」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:44:39.43 ID:Glq8XdSL0
耳元でなつかしい声が響いた。
唯「あずにゃん……?」
確かめるように、等身大あずにゃんフィギュアの顔を見る。
22:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:52:13.00 ID:Glq8XdSL0
唯「あずにゃん? そこにいるの?」
『唯先輩、しっかりしてください!』
『おはようございます唯先輩』
23:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:00:36.06 ID:Glq8XdSL0
少し等身大あずにゃんフィギュアが愛おしくなって、また話しかける。
唯「ねえあずにゃん、わたしたち、もう高校卒業しちゃったんだよ」
唯「みんなは大学に受かったけど、わたしは落ちちゃった。あはは、ダメだね……」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:47:00.89 ID:Glq8XdSL0
――――――
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10ねんご!
25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:48:00.93 ID:Glq8XdSL0
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20ねんご!
26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:48:53.92 ID:Glq8XdSL0
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50ねんご!
27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:49:50.54 ID:Glq8XdSL0
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80ねんご!
28:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:51:03.97 ID:Glq8XdSL0
わたしは夢をみた。
女子高生だったころの夢。
りっちゃんがいて澪ちゃんがいてムギちゃんがいて、あずにゃんも一緒に笑っていた。
しばらくすると、りっちゃんと澪ちゃんとムギちゃんが用事があるからと先に帰ってしまう。
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