19:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:17:49.34 ID:Glq8XdSL0
唯「あずにゃん、わたしだよ、唯だよ」
答えてほしくて、目を見て呼びかける。
でもその目はいつまでも合う気がしなくて、瞬き一つしない。
唯「あずにゃん、そんなに目、開けてたら、ドライアイになっちゃうよ」
唯「あずにゃん、そんなにおとなしくしてたら、抱き着いちゃうよ、ねえ……」
答えてくれなくて、抱きしめてみる。
レジン製の等身大あずにゃんフィギュアの無機質さが、残酷にわたしの体に伝わる。
唯「ねえ、あずにゃん……? 『抱き着かないでください』って、抵抗しなくていいの……?」
唯「わたし、あずにゃんにずっと会いたかったんだよ、ずっとあずにゃんのこと考えてた……」
唯「あずにゃんがいなくなってから、ずっとずっと……!」
強く抱きしめれば強く抱きしめるほど、あずにゃんの形と、その冷たさと硬さがわかってしまう。
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