16:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 10:47:02.64 ID:Glq8XdSL0
澪「私のは……ないみたいだ」
律「当たったのは……唯だけみたいだな」
やった……! 等身大あずにゃんフィギュアが当たった……!
17:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 10:57:08.08 ID:Glq8XdSL0
あれからさらに半年ほどたって、わたしはあずにゃんフィギュアの発送を待つ日々を送っていた。
りっちゃんと澪ちゃん、ムギちゃんは大学に受かって、今は大学生活を送っている。
わたしは……あずにゃんのことを考えると、なにも集中できなくて、浪人してしまった。
代わりに、アルバイトを始めていた。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:06:39.98 ID:Glq8XdSL0
翌日の昼間に、大きな段ボール箱が我が家に届いた。
唯「わぁ、あずにゃんの大きさだ」
よいしょ、と持ち上げると、ずっしりとした重みを感じる。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:17:49.34 ID:Glq8XdSL0
唯「あずにゃん、わたしだよ、唯だよ」
答えてほしくて、目を見て呼びかける。
でもその目はいつまでも合う気がしなくて、瞬き一つしない。
20:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:36:07.89 ID:Glq8XdSL0
唯「動いてよあずにゃん!! あずにゃん、等身大あずにゃんフィギュアになっちゃったんでしょ!? もういい、本物のあずにゃんに、戻ってよ!!」
唯「わたしが欲しかったのは、動かないあずにゃんフィギュアなんかじゃない!」
唯「続いていくはずだった、あずにゃんの未来がほしい!!」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:44:39.43 ID:Glq8XdSL0
耳元でなつかしい声が響いた。
唯「あずにゃん……?」
確かめるように、等身大あずにゃんフィギュアの顔を見る。
22:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 11:52:13.00 ID:Glq8XdSL0
唯「あずにゃん? そこにいるの?」
『唯先輩、しっかりしてください!』
『おはようございます唯先輩』
23:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:00:36.06 ID:Glq8XdSL0
少し等身大あずにゃんフィギュアが愛おしくなって、また話しかける。
唯「ねえあずにゃん、わたしたち、もう高校卒業しちゃったんだよ」
唯「みんなは大学に受かったけど、わたしは落ちちゃった。あはは、ダメだね……」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:47:00.89 ID:Glq8XdSL0
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10ねんご!
25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:48:00.93 ID:Glq8XdSL0
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20ねんご!
26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 12:48:53.92 ID:Glq8XdSL0
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50ねんご!
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