25: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:51:59.01 ID:a6BvGIkT0
所長「……これがサーヴァント。歴史から生まれた、人間の影よ」
バットマン「……つまり英霊というのは、過去の英雄たちを呼び出して使役する際の呼び名で……聖杯という願望器をめぐって争うためのコマだと」
所長「大雑把に言えばそんな感じね。それで、デミ・サーヴァントっていうのは……」
26: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:52:35.88 ID:a6BvGIkT0
所長「……ていう事。話は通じたわね?」
マシュ「はい。任務、特異点の元となった聖杯を回収し、無事にカルデアへ帰還を果たす事。了解しました」
所長「それじゃ……ロマニ! 聖杯の位置は割り出せた!?」
27: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:53:12.59 ID:a6BvGIkT0
バットマン「……」スタスタ
所長「……」スタスタ
マシュ「……」スタスタ
28: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:53:44.93 ID:a6BvGIkT0
ドクター『こ、この反応……冗談じゃないぞ! 覚醒したてのマシュじゃ無理だ、ブルースくんにも! 逃げろ!』
所長「ちょっと、なんだって言うのよ! そんなに騒ぎ立てて、訳くらい話しなさい……よ……」
バットマン「……あれは……」
29: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:54:34.63 ID:a6BvGIkT0
バットマン(シャドウ……サーヴァント)
バットマン(見れば分かる。自分よりも遥かに強い。まるでメタヒューマンのような……無策に飛び掛かっていっても返り討ちが関の山だ)
バットマン「くっ……」グワッ
30: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:57:20.18 ID:a6BvGIkT0
蹂躙、という言葉がある。
黒いスーツで覆われた腹部に蹴りが入り、彼は転がって血を吐いた。痛みをこらえて起き上がる彼の目の前に、影は既に立っている。
速い。バットマンは咄嗟に右拳に爆破ジェルをスプレーし、前方目掛けて拳を繰り出した。
31: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:58:03.78 ID:a6BvGIkT0
???「おう、間に合ったみてえだな。兄さんよぉ、自殺願望は頂けねえなァ」
バットマン「……お前は」
???「さあなあ、少なくとも敵じゃねえんじゃねえの? そこの影野郎を攻撃したわけだし」
32: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:58:53.13 ID:a6BvGIkT0
???「オラッ、くたばりな!!」ゴッ
影「…………ぐっ……」ドサッ
マシュ「ここ!」ガゴッ
33: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:59:24.41 ID:a6BvGIkT0
ドクター『……成程。どうも複雑な事情が絡んでいると見た』
クー・フーリン「そうそう、複雑な事情。便利な言葉だよなぁ!」スタスタ
バットマン「……」スタスタ
34: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:00:22.59 ID:a6BvGIkT0
マシュ「くっ……」
マシュ(ふざけた空気だと思ってたのに、強い……! この炎、防ぎ切れるものじゃない!)
クー・フーリン「ほらほらどうしたァ! もっと強い守りを見せてみろ、そんな盾じゃあマスターは守り切れねえぞ!」
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