77: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:09:58.45 ID:/aq2I7elo
放課後。
「遅刻なんて、珍しいね」
「ええ、まあ……」
ありすは曖昧に頷いた。
そして、私からタブレットを受け取ると、そそくさと職員室を出て行こうとした。
「ありす」と、私は彼女を呼び止めた。「朝、何かあった?」
「別に、……何も」
「本当に? 今日、ずっと元気なかったよ」
ありすは私を無視して行くか、それとも留まろうか、迷うように足踏みをした。
「何か、あったの?」と、私は努めて優しく言った。
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