60:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:20:20.86 ID:Gn4OQ1TOO
男(…)
男(…それが本当にその人にとっての救いになる選択だとしたら)
男(…俺は否定すべきではないのかもしれない)
61:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:26:16.41 ID:Gn4OQ1TOO
先輩「まぁ、俺は全く信じちゃいねえがよ、医療ってのは結局技術と知識、それに経験が物言うもんだから」
先輩「全くバカバカしいことだと思うよ、人類が何百年もかけて築き上げた命の叡智を真っ向からコケにした話だからさ」
先輩「良くあるだろ、脳死状態でもう植物人間としてしか生きられないって患者」
62:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:31:10.43 ID:Gn4OQ1TOO
先輩「もしも、不老不死で何やっても死なないやつがいるとしたら」
先輩「そいつはまだ生きたかったりしてな」
男「…まだ、生きていたい」
63:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:34:06.71 ID:Gn4OQ1TOO
男「…」
男「…俺は、誰かを救うために生きてます」
先輩「ん、俺もそんなところだ」
64:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:38:21.06 ID:Gn4OQ1TOO
男「…」
65:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:42:13.80 ID:Gn4OQ1TOO
男「お前のこと、知りたいんだ」
女「…つまんないよ」
男「つまらんことない、俺にとっては今一番知りたいことなんだ」
66:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:47:01.73 ID:Gn4OQ1TOO
女「ご飯も一日1食、暴行陵辱は1日2回、こっちの方が多いとか今思うと結構笑える」
女「まぁそんな風に人としての尊厳を踏みにじられた生活をしてると、心が麻痺していくのを感じるんだよ」
女「すると不思議なことに痛みも無くなってきてね、あれがなきゃ私は壊れていたのかも」
67:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:54:05.15 ID:Gn4OQ1TOO
女「旅は良かったよ、傷ついた心が少しずつだけど確実に癒されていく気がした」
女「けどまぁ私って美人じゃん、近付いてくる人くる人皆私の体目当てでね」
女「最初のうちはそういうのをのらりくらり躱しながら生きてたんだけど、それも疲れちゃって」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:59:11.57 ID:Gn4OQ1TOO
男「…」
女「何であなたが泣くのか理解が出来ない、そんなに私が哀れ?」
男「…違う…違う」
69:名無しNIPPER[sage]
2017/11/14(火) 09:35:11.69 ID:Lwdo56pVO
ウルトラスーパーデラックスガン細胞か
70:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 09:59:54.74 ID:Gn4OQ1TOO
女「癌は細胞の突然変異、だったら私の細胞から生まれたこれも、普通のものとは比べ物にならないよね」
女「体が、自分のものじゃないみたい」
女「痛くて痛くて堪らない…辛くて辛くて堪らない!!」
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