女戦士「死に場所を探している」ぼく「はあ…」
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20: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/10/29(日) 16:52:31.97 ID:c9/bqZoV0
ぼく(ある日のことだった。ぼくは食糧を求めて河原を散策していた)

ぼく(ぼくはそこで、見覚えのある耳飾りが河原に落ちているのを見つけた)

ぼく(どくん、と心臓が跳ねた)

ぼく(足ががくがくと震え、全身から嫌な汗が噴き出した)

ぼく(思い出したくもない光景が頭の中に蘇ってきた)

ぼく「げろ、おえぇ」

ぼく(嫌悪感で吐き気を催した。ぼくは慌てて周りを見渡した。誰もいない。とりあえず、目に見えるところには人影はない)

ぼく(ぼくは走った。それまでに採集していた山菜なども放り出して家へと駆け戻った)

ぼく(早く、早く戸締りをして、窓も全部目隠しをして、部屋に隠れなきゃ)

ぼく(もし見つかったら、あいつに見つかったら……また、あの時のように…)

ぼく(いやだ、いやだ。いやいやいや)

ぼく(よほど顔色が悪かったのだろう。館に戻ったぼくに女戦士さんが「どうした?」と話しかけてきたけれど、まともに返答する余裕もなかった)

ぼく(……復活させよう。魔王の力を、早く、一刻も早く)

ぼく(治療するんだ……ぼくは…お姉ちゃんの志を継ぎ、医者として……)

ぼく(…………この世界に蔓延る病原菌を、駆逐する……)



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