高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「謎解きと時計のカフェで」
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38:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:36:31.01 ID:FZ7UfDux0
加蓮「魔法の呪文……。ちっちゃい"つ"……。うーん」

藍子「消えた時間ではなくて探す途中の時間……。朝なのかな、お昼なのかな……」

「疲れた頭に一杯、注文の珈琲はどうですか?」スッ
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:40:59.45 ID:FZ7UfDux0
藍子「これ、何のコーヒーなんですか?」

「藍子様のはモカを。加蓮様には、サントスを用意させて頂きましたよ」

藍子「へぇ〜……あれ? モカってもっと酸味があったって聞いたことが……。こんな味にもなるんですね……」ゴク
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:41:29.55 ID:FZ7UfDux0
「皆様、そう仰ってくれるんですよ。そうして時計を見て、こんなに時間が経ったんだ、って」

藍子「私たちみたいな人が、いっぱいいるんですね」

加蓮「だね。おじいさん、まるで藍子みたい」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:41:59.46 ID:FZ7UfDux0
藍子「時計っていえば……あんなに大きな時計、初めて見ました」チラ

加蓮「うんうん。最初見た時にびっくりしちゃった。あれって、ずっと置いてるの?」

「そうですな。ふむ、ふむ……」
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:42:29.45 ID:FZ7UfDux0
藍子「……………………時計?」

加蓮「ん?」

「おや。これはこれは」
以下略 AAS



43:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:42:59.47 ID:FZ7UfDux0
『――これは魔法の呪文。はじまりは、消えた時間ではなく、姫を探す途中の時間。

み ↓20
し ↑11
す ↑5
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:43:29.46 ID:FZ7UfDux0
加蓮「すの5つ上は、"く"。たの16個下……じゃなくて、16時は4時だから、4つ下は、"と"だね」

藍子「すの8つ上は"お"。なの3つ上は、加蓮ちゃんがさっき言ってくれた通り、小さい"つ"ですから」

加蓮「続けて読むと、……りあくとおっ?」
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:43:59.46 ID:FZ7UfDux0
「――はじまりは、消えた時間ではなく、姫を探す途中の時間」

加蓮「え?」

「ほほ。ヒントは1回まで、ですからの?」
以下略 AAS



46:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:44:29.55 ID:FZ7UfDux0
加蓮「じゃあ、16時からスタートだから、とりっくお――」

藍子「……!」

加蓮「魔法の、呪文……」
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:44:59.55 ID:FZ7UfDux0
「せっかくですし、コラムに載せてやってくださいな」

藍子「あ……。そうだっ。私たち、カフェコラムを書くためにここに来ていたんでした!」

加蓮「あれ、藍子忘れてたの? 私はちゃんと覚えてたけどね」
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 15:45:29.54 ID:FZ7UfDux0
――1時間後――

「これくらいで、よろしかったですかな?」

藍子「はいっ。いろんなお話を聞かせてくれて、ありがとうございました!」
以下略 AAS



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