8:名無しNIPPER[sage]
2017/10/23(月) 01:11:57.41 ID:xHPbDruOo
雑談は終わり、いつも通りの練習が始まる。
…だけど、私の胸の鼓動はいつもより少し速い。
私の同族が、この学園で悪さをしている。
そしてこの行為がエスカレートしたら、私にも火の粉が降りかかるかもしれない。
もしもこれ以上派手な行動が続くようなら、なんとかしなくては。
だって私は、まだスクールアイドルの活動を続けたいと思っているのだから。
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穂乃果「みんなー!今日もたくさんの声援、ありがとー!!」
吸血鬼の噂話からひと月ほどが経ち、皆がそんな話を忘れかけていた頃、
μ‘sのメンバーは秋葉原で路上ライブを行っていた。
ライブが終わり、ハアハアと息を荒くしながらも
観客に向かって精一杯の大声を張り上げて感謝の気持ちを伝える穂乃果。
その後ろでぺこりとお辞儀をしながら、真姫は観客の顔に視線を走らせる。
笑顔
笑顔
笑顔
みんなが心から楽しそうな表情を浮かべているのを見て、
真姫の心の奥に、じんわりと温かい思いが湧き上がってくる。
ふと右隣へ目を向けると、額に汗を浮かべながらも笑顔の花陽。
花陽の向こうにいる凛からも、全力を出し切ったという満足感が伝わってくる。
そして真姫が左隣に目をやると、
しかし、矢澤にこの表情は険しかった。
真姫「…あれ?」
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