6:名無しNIPPER[sage]
2017/10/23(月) 01:11:00.72 ID:xHPbDruOo
闇にまぎれて潜むように生きてきた今までとは、まったく違う体験。
私たちの歌声に、私たちの踊りに、みんなが笑顔や歓声を返してくれる!
ライブの後、私は自分の胸の鼓動の速さにいつも驚かされている。
こんな想い、今まで味わったことがなかった。
今でも、この気持ちが何なのか、私にはよくわかっていない。
続けていたらいつか答えがわかるのだろうか。
その答えを求めて、私は、今日もスクールアイドルとしての活動を続けている。
皆に正体がバレないかと、ドキドキしながら…。
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ことり「ねえ、知ってる?」
放課後の部室で、ことりがみんなに話しかける。
ちなみに、いつもの可愛らしい声に凄みを出したいのか、
少し低めの声でささやくように話すのだが、残念ながらやはり可愛いだけだった。
ことり「最近、文化部の間で『満月の夜、学園に吸血鬼が出た』って話題になってるんだって!!」
ビクッと肩が震えたメンバーに気がつかないまま、南ことりは話を続ける。
ことり「遅いから帰ろうとしていた人が、噛まれたんだって。あ、違った。えーと、補習で遅くなった人が帰ろうとしたときだったかな
真っ暗な廊下を一人で歩いていたら、えーと、なんだっけ?
あ、そうだ、誰かの気配を感じて、後ろを振り返るんだけど、真っ暗で見えないでしょ、もう遅いから。
怖くなって走り出したところをガシってつかまれて、あ、手をね。ガシって。
で、気がついたら噛まれてたんだって。ガブッて。首筋だって、噛まれた場所は」
【悲報】南ことり、面白い話を面白く話すのが苦手なタイプだった。
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