28:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:19:33.81 ID:xT7KgNMd0
周子「美穂ちゃんって、プロデューサーさんのこと好きでしょ」
29:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:20:46.75 ID:xT7KgNMd0
周子「ねーねー美穂ちゃーん」
美穂「……」プクッ
30:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:23:05.74 ID:xT7KgNMd0
最初は、先生みたいな人だなって思って。
それからどんどん打ち解けていって。
31:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:24:14.38 ID:xT7KgNMd0
これはよくある話です。
つまりは、人ならざる者の不文律。昔話とかでもお決まりの類型。
32:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:36:13.22 ID:xT7KgNMd0
―― 夜道
ブロロロロロロ
33:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:37:13.55 ID:xT7KgNMd0
P「美穂? そこに何か落ちて……あっ」
美穂「…………」
34:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:38:36.40 ID:xT7KgNMd0
パン パン
P「これでよし……と。すまんけど、人を恨んでくれるなよ……」ナムナム
35:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:40:57.70 ID:xT7KgNMd0
美穂「狸って、愛がすっごく深いんです」
美穂「一度ツガイになったオスとメスは、お互いその一匹だけを生涯愛し続けるんですよ。たとえ、片割れが……その、死んじゃっても」
36:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:41:58.69 ID:xT7KgNMd0
翌日の夜、プロデューサーさんは本当に私をそこまで連れてきてくれました。
きっとわけのわからないことを言っちゃったから、断られるか、叱られるくらいの覚悟はしてたんですけど……。
今まで美穂が嘘をついたり、無意味なことをしたことはないから、いつも通り信じるよ――って。
37:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:43:17.40 ID:xT7KgNMd0
実際、話し合いはそれはもう紛糾しました。
当たり前です。狸はすっごく一途なんです。
危ないからここから離れろっていうのはその実、「恋人を忘れて暮らせ」って言ってるようなもので。
38:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 02:44:55.74 ID:xT7KgNMd0
それからというもの、私はちょっと怖いことを考えるようになってしまいました。
もし、私があの子の立場だったら。
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