高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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62: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/01(水) 00:10:31.69 ID:IEt8OX6t0


「うわっ?!」

 立ち上がろうとしていたところだったので、あっけなく布団の上にうつ伏せにされる。
 なんだなんだ?と布団の上で仰向けになったところで。
 腰の上に、楓さんがのしかかってきた。

「……楓さん?!」

「……プロデューサー……そろそろ、気付いてくれてもいいんじゃないですか?」

 そう言う楓さんの表情は。
 笑いながらも、どこか困ったような、どこか寂しいような。

 起き上がろうにも楓さんが載っていて、今の俺に無視して起き上がる程の力はない。
 それに無理やり起き上がったら、楓さんが倒れてしまうかもしれない。

「……えっと、何を……」

「今なら、お互い……お酒のせいに出来ますよ?」
 
 お酒のせいに出来る事。

 それは……




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