高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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6: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/16(月) 20:35:27.45 ID:G+tFTeWDO



「あ……お仕事中でしたか。すみません……」

「あぁいえ、大丈夫ですよ。ちょうど休憩しようと思っていたので」

「ビール、淹れましょうか?」

「せめてお茶だとありがたいんですけどね」

 こんな軽口を叩きあえるようになるなんて、一年前では想像も出来なかったな。
 だから楓さん、どこからともなく缶ビール取り出さないで下さい。
 え、ほんと何処から出したんだろう。

「ふふっ、冗談です。お仕事中にお酒を飲む枠なんてありませんよね」

 枠……わく……あ、ワークか。
 分かりづらい駄洒落に気付かないと、服の後ろにシール貼られるから危ない。

「8点ですね」

「あら、厳しいんですね」

「今後の発展に期待してますよ」

「……プロデューサー、酔ってるんですか?」

 酔ってない。
 理不尽な会話に泣いてもない。





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