高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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15: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/17(火) 17:45:06.03 ID:KSf2hlIYO



「ほんと嫌になりますよね……髪は跳ねるわ靴は濡れるわで」

「そうですね……とはいえ、言ったところでどうにかなる訳でもありません。景気付けにスタミナドリンクなんて如何ですか?」

「あー、今は大丈夫です。これ終わったらお昼買いに行ってきますんで」

 そこまで言って、外が雨である事を改めて思い出した。
 はぁ……と、ため息を一つ。
 外、出たくないなぁ。

「ん、冷蔵庫にゼリー入れといたんだった。それでいいか」

「あ、すみません。その……私、差し入れかと思って……」

 ため息、ダブルで。
 なんてこったマイゼリー。
 しかしここで怒るのも大人気なさ過ぎるだろう。
 仕方がない、コンビニ行くとするか。

「あぁいえ大丈夫です。何も言わずに突っ込んでおいたこっちにも非はありますし、コンビニ行ってきますよ」

「ふふっ、ありがとうございます。ご馳走様でした」

 ちひろさんもご機嫌の様だし、良しとしよう。




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