13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:04:32.27 ID:TzvX0Up20
さらにそれから十数分、口論は激しく続いたのだ。
すると最終的には伊織も折れて
「だったら何か一つぐらい、キチンとしたもの渡したら」なんてこっちの意見も聞いてくれた。
14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:05:47.47 ID:TzvX0Up20
「アンタみたいな人間がね、付き合ってる子全員におんなじ贈り物を用意しちゃって後から物凄い修羅場――あ、しまった」
「なに?」
15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:08:21.03 ID:TzvX0Up20
===4.
そして、話は冒頭に繋がるのだ。
「驚い……てます。でも、それと同じぐらいに嬉しくて……! どうしよう、うまく言葉が出てこないや……」
16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:11:51.77 ID:TzvX0Up20
「プロデューサー」
「ん、なに?」
17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:13:25.17 ID:TzvX0Up20
===
……でもま、そんなどうにもこうにものぼせ上がってた俺たちを、
夜風がすっかり冷ますまでにそれ程時間はいらなかった。
18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:15:22.27 ID:TzvX0Up20
「なぁ琴葉」
「は、はい!」
19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:17:18.07 ID:TzvX0Up20
すると琴葉は、一瞬きょとんとした顔になって。
「プロデューサー? ……リースに込められた願いは、魔除けだけじゃないですよ」
20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:20:28.50 ID:TzvX0Up20
「……そうですか? プロデューサーが、忘れすぎてるだけの気もしますけど」
そう言って笑った琴葉の顔は、どこか「仕方ないな」って感じの笑顔だったけど。
なんとなく……そう、なんとなく。二人の間の距離感は、いつも通りのゆるーい感じに戻っていて。
21: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/10/05(木) 20:22:52.35 ID:TzvX0Up20
===
以上おしまい。琴葉誕生日おめでとう! …にしても、今年のプレゼントは何をあげたか不明って。
では、お読みいただきありがとうございました。
22: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2017/10/05(木) 20:28:13.41 ID:KVFJsyLK0
指輪にそんな秘密が....
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乙です
>>1
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