68: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/10(火) 22:23:51.90 ID:HHwJzBVN0
「トントンどんどん、うどん、どんっ♪」
「ちょっと麗花お団子! 今作ってるのはお団子だから!」
「さて問題! このおうどんの作り方を私は誰から教わった?」
「うぇっ!? そ、そんなの考えるまでもなく――」
「ハイ、時間切れでーす。答えは静香ちゃんでした♪」
「せめてもう少し待って欲しかったぞ!」
全くもう、ちょっと気を抜けばすぐこの騒ぎ。
もう一度生地を丸めなおして、お団子を湯がいてもらってる間にこっちもこっちですることを。
「よっと」
じゃっ、じゃーん! 冷蔵庫から取り出しますは、事前に用意してた小豆。
……まぁ煮豆缶から取り出して、水気を切っただけの物だけど。
これを出来立ての月見団子へと(ホントはこれもお団子じゃなくて、お餅を使うべきなんだけどね)
その辺は割と臨機応変。一粒一粒潰さないようにペタペタくっつけていけばほら完成!
お皿の上に盛り付けて、貴音たちに見せれば返って来るのは驚きの――。
「響……。そのぐろてすくな見た目の食べ物は一体?」
「なんだか虫がたかってる?」
「見えない、言わない、連想しない! これが沖縄の月見団子、その名も"ふちゃぎ"って言うんだぞ!」
人が用意したお団子見て、なんて言い草の二人なんだ!
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