14: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:07:08.83 ID:u1+Fwgaf0
豊音があの子に興味をひかれた理由と、あの子が去ったあと、若干テンションが下がっていた理由だ。
これがわからない。
15: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:08:07.31 ID:u1+Fwgaf0
周りを見渡す。
少し離れた席に、先ほどのあの子の姿があった。
16: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:09:06.64 ID:u1+Fwgaf0
豊音「貸してー」
「え?」
17: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:11:01.27 ID:u1+Fwgaf0
困っている誰かに横から声をかけ、本を取ってあげて、「これでいい?」と声をかける。
そして相手は予期せぬ手助けに困惑しつつ礼を言う。
そんなシチュエーションに、憧れがあったのではないだろうか。
18: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:12:58.78 ID:u1+Fwgaf0
そこで私は、再来した豊音の念願成就の機会を逃すまいと、あの子から踏み台を奪った。
踏み台を奪ってしまえば、豊音が行動を起こすまでの猶予が生まれる。
19: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:14:16.00 ID:u1+Fwgaf0
とにかく、これで気がかりはなくなった。
いい加減勉強に手をつけようと、シャーペンを握る。
20: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:15:24.61 ID:u1+Fwgaf0
白望「えっと……いや……」
確かに今のは豊音に……新しい子に甘々だったと気づいて、ほんの少し頬が熱くなった。
21: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:16:25.86 ID:u1+Fwgaf0
一話目終了
今日はここまでにします
次は塞の話
22: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:38:17.33 ID:B12wsVOd0
塞「だるい古参ときんいろニューフェイス」
23: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:39:22.44 ID:B12wsVOd0
白望「いや……えっと、これは違う。そうじゃない」
シロは目を背け、俯きがちに否定した。
24: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:43:02.54 ID:B12wsVOd0
塞「えっと、なに?」
体調不良を誤魔化そうとしているのなら問答無用で家に帰す。
そのつもりで、私は問い質した。
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