94:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 18:00:42.66 ID:+EtVRVLso
向日葵「……櫻子」
櫻子「は、はい……?」
向日葵「私この前……吉川さんに言われたんですわ。櫻子が今日私の元に帰ってくるということは……どんな言葉よりも意味を持った、プロポーズなんだって」
櫻子「!」
向日葵「それを待つ私は……一体どうしてあげればいいんですの? って聞いたら……“櫻子のことがこれだけ好き”っていうのを、行為で示せばいいだけだよって、教えてもらいました」
向日葵の目に吸い込まれそうになる。
かかる吐息が熱い。
今までみてきたどんな向日葵より……色っぽい。
向日葵「あなた……いつだかに言ってましたわよね。昔の私は、いつも櫻子に何かをしてあげる側で……いつしかそれが当たり前になっちゃったから、『今度は櫻子の番』ってことで、一生懸命頑張ったんだって」
櫻子「う……うん……///」
向日葵「私……ここ最近、ずっとあなたの頑張ってる所を見てきましたわ。ぜんぶぜんぶ私のために頑張ってくれてるんだって思うと、本当に嬉しかった……」
向日葵「だから……今度は、また私の番ですわよね……?」ぴとっ
櫻子「……っ!」
おでこに、おでこをくっつけられた。
向日葵「櫻子……」
櫻子「……なに……?」
向日葵「今日はね……うち、誰もいないんですわ……」
櫻子「うん……」
向日葵「親もいないですし……楓も、花子ちゃんの家に泊まっちゃいましたので」
櫻子「…………」
向日葵「だから……今日は、私たちだけなんですの……///」
櫻子「!!」
向日葵はもぞもぞと手をひっぱり出してきて、私の顎に当てた。
そして……ゆっくりと顔の角度を変えて……
向日葵「櫻子……大好きですわ」
唇を、重ねた。
105Res/202.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20