【モバマスSS】世にも奇妙なシンデレラ
1- 20
255:名無しNIPPER[saga]
2017/09/26(火) 23:25:38.31 ID:1qpUpdjR0
 瑞樹は、硬い床を靴で叩く。苛ついているように、荒い音が寒空に響く。
 瑞樹は楓の隣に立つと、黙って空を見る。

 つられて、楓も空を見る。

 茜色の空は徐々に暗くなり、世界は夜の色に包まれる。
 
 星が、瞬いた。 

「星座」

 ゆっくりと、瑞樹が口を開いた。

「夜空だと近く見えるけれど、実はとっても離れてるよのよ。まったく関係がない」

「はい」

「一括りにされている星でも、本当はとても遠くまで離れてるの」

 楓は、瑞樹が言わんとしていることを理解した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
344Res/309.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice