251:名無しNIPPER[saga]
2017/09/26(火) 23:20:38.90 ID:1qpUpdjR0
◆◆◆
プロデューサーが倒れた後も、楓は仕事を続けた。
「ファンの皆さんを、不安にしたくありません」
休業を勧められたが、この段階で下手に動けば余計な誤解を生むと、続行することにした。
日々は、過ぎていく。
灰色のような、白のような、曖昧な光が指先から零れる様に実感がない時間だった。
そんなある日のことだった。
高垣楓は、男――世間でで恋仲であると噂された男性と鉢合わせになった。
事務所側でも、接触しないように細心の注意はしていた。
だが、それでも偶然。本当に、偶然に顔をあわせてしまう。
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