105:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:41:12.58 ID:gRyzT9wx0
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翌日の事務所。
「お疲れ様です、都ちゃん」
「あっ頼子さん! 昨日は本当にお疲れ様でした!」
「いえ、こちらこそ。……おかげ様で犯人も捕まりましたし」
「本当によかったです……」
「でも、あの場に犯人がいなかったら、どうするつもりだったんですか……?」
「いえ! "犯人は現場に戻ってくる"と言いますし! 犯人なら、イベントが壊れる瞬間までその場にいるだろうと考えたんです」
「なるほど……。流石、名探偵さんですね」
「えへへ……。そ、それより! イベントの後、私はすぐに解放されましたが、頼子さんは警察から話を聞かれていたんですよね……? あっ、決して探偵として1回受けてみたかったなあなんて思ってないですよ!」
「ふふっ、そうですね。……ああ、そういえば」
「?」
「犯人は自首した理由について、こう言っていたそうですよ」
『まさか安斎都がいるとは思わなかった。逃げられないと感じた』
「ふふん! ……ま、まあ、その名声は私の力ではないですが」
「たとえそうでも、追い詰めたのは都ちゃんですよ」
「て、照れます……。探偵は話術も武器ですからね!」
「これから先も、活躍を期待していますね? 名探偵さん」
「はい! 任せてください!」
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