北の果てで
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32:名無しNIPPER[saga]
2017/09/17(日) 07:19:38.89 ID:x/v0PbBI0
「あ、使用資源はどれくらいですか?」

「えっと、今は人数を増やしたから最小値で頼む」

「はいはーい!」

妖精が何やらボタンを押すと天井からアームが降りてきて、資材つかんで装置の中へ放り込んでいく。

「すごいな。こうやって艦娘が生まれるのか」

「前居たところではさせてもらえなかったのかい?」

「ああ、建造が出来るのは鎮守府の最高権力者である大将殿だけだったからな」

話している間にも装置は稼働し続け、中からは鉄を金槌で叩く音が聞こえる。

「はい!これで工程完了です!後は20分ぐらい待つか高速建造材使うかどうかですけど、どうします?」

「おとなしく待つよ、高速建造材がいつ必要になるかわからないからな」

「分かりました!それでは私はこれで!」

妖精がその場で一回転して姿を消す。さて、どうしたものか。20分を何もせずに待つと意外と長い。とはいえ、また執務室に戻るのも嫌だ。

「司令官」

「ん?どうした、Верный」

「少し眠くなってきた。先に部屋に帰っても良いかい?」

時計を見ると、既に午前1時になっていた。さっきまで昼だったのに、夜になるのは早いものだ。

「ああ、良いぞ。俺も建造が終わったら戻る」

「ああ、お休み。司令官」


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