26:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 19:19:36.30 ID:VCCttfCQ0
工廠へはまだ案内されていない。Верныйには再び先導してもらい、妖精が待っている工廠へ向かう。
それにしても、こうも吹雪の音しかしないと何故か不安にかられる。
「そうだ司令官」
「ん、どうした?」
「私の部屋にだけは絶対に入らないようにしてほしい」
「あぁ、別に構わないが」
「ありがとう」
それほど見られたくないものがあるのだろうか。見た目は少女だから、もしかしたら思春期というものが艦娘にもあるのかもしれない。Верныйの機嫌を損ねないように、部屋には入らないでおこう。
そんなことをいっていると、工廠へ向かう渡り廊下にたどり着いた。筒のようになって、外の寒気に晒されないようになっている。
「この先が工廠だよ」
「工廠には、外に出なくても向かえるんだな。寒いのにはかわりないが」
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