晩夏にほどける
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3: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:06:42.53 ID:fLR/Lwcb0
「そや、夏目君」

 彼女が振り返って、のびやかな声音でおれの名前を呼ぶ。

「なんでしょう」

「きみ、ご実家は京都やったと?」

「そうですけど、それがどないかしはったんですか?」


「別にどないもしまへんよう」

 おれの口調を真似て、薄く微笑む。

「お盆は帰省しよる?」



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