14:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 21:13:21.16 ID:VbCvuMD40
・・・
司会の男「流石だよ来ヶ谷ちゃん!観客も大喜びだ!」
来ヶ谷「それは良かったです」
司会の男「どうだい?成功を祝ってこれからどこか食事にでも……」
来ヶ谷「……いや、今はそんな気分じゃありません。また今度にしてください」
司会の男「あ、そう……分かった。またね!約束だよ!」
マネージャー「あの男も懲りないな」
来ヶ谷「ふっ……今日はもう私のやる事はないな?」
マネージャー「ああ。なにか予定でもあるのか?」
来ヶ谷「外を歩きたいだけだ」
恭介「おいそこをどいてくれよ!俺たちは来ヶ谷の友達なんだって!」
警備員「例えお知り合いの方であっても通す訳には行きません!プレゼントでしたら私から渡しておきますので…」
恭介「あ、さては信じてないな!?なんなら来ヶ谷が学生だった頃の恐怖談だって言えるぜ!………ってあれ?どこ行った理樹の奴……」
・・・
理樹(あのあと思わず飛び出てしまった。雨宿りのためになんとなく近くのバーに避難した。静かなオルゴールが流れる場所だった。他に客はいないせいか、まるでこの店の中だけ時間がゆっくりと動いているようだ)
店主「………」
理樹「………」
(ただ、一人になるにはいい場所かもしれないけど少し僕には大人過ぎる。ちゃんと酒を飲んだこともないような僕がいったい何を頼めばいいのか。店主は何も頼まない僕を待ってくれてはいるが、ずっとこうしている訳にもいかない。かといってこのまま外へ出るのも失礼だなんて考えていると後ろから声がした)
「この人と私にノンアルコールで適当に一杯お願いしていいかな」
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