球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
1- 20
639: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/26(土) 18:49:35.16 ID:xlUQQs3U0


 ……………………………… 


――――0340、日本国近海航路、海上警備ルート、地点A。


夜空一面に氷を砕いた様に広がる星々の光が、漆塗りの冬の海面に降り注いでいた。

夜凪の中、聞こえて来たのは、波の音と一艇の小型艇が滾々と轟かせるモーター音だけだった。


「まさか提督が哨戒艇の操縦まで出来るとは驚きだクマ! 提督って実は球磨と同じく、意外と優秀クマかー?」

「……海軍に居ればそれぐらい嫌でも叩き込まれるよ。正直、あまり得意じゃないけどね。複合艇の方が使い慣れているけど、流石に複合艇で近海まで出るのは無茶だし。それに大型艦の操縦は、職種が違う僕には絶対無理だよ。あんな大きな艦艇を動かせる人達は本当に凄いと思う」


操舵室の窓から精悍な表情で航路を見据え、時折GPSマップと航海計器を一瞥しながら舵を握る提督。

そしてその隣で、艤装を背中と脚に携え、きゃあきゃあと歳相応の笑顔ではしゃぐ艦娘・球磨。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
933Res/330.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice