球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
1- 20
463: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:12:51.14 ID:xVa5x4Ph0


 ……………………………… 


――――1944年1月、1700、軍需監理局。


日が没する黄昏の冬。

蝋が塗られ、赤茶に照った木材床の廊下を、コツコツと軍靴を鳴らしながら歩く、第一種軍装に身を包んだ初老の影が一つ。

その男は、時々廊下ですれ違う、畏れと賤しさが入り混じった顔で敬礼を投げかける者に対し、心の中で溜息を吐きながら、敬礼を返した。


その男、日本に帰国した中将は、軍需省の管理部長の任に着いていた。

久方ぶりの故郷の街並みは、重苦しく退廃していたとは言え、長らく外国にいた中将の郷愁の念を誘うのには十分だった。

恐ろしい程緩やかに、其処では時間が流れていた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
933Res/330.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice