球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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458: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:05:55.23 ID:xVa5x4Ph0


「なら、今の艦長にこの軍帽を艦長室の片隅にでも置いておくよう頼む。私も一時期とは言え、球磨の艦長になった身だ。『例え、形だけでも君たちと一緒に戦いたい』とでも言っておこう。あながち、間違いでもないしな」

「分かった。それなら球磨は、提督の軍帽を約束の証として受け取ることが出来る」
以下略 AAS



459: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:06:33.66 ID:xVa5x4Ph0



「……終戦後、また会おう。そして答え合わせをしよう。この戦争に、この私と球磨の想いに、どれだけの価値があったかをな」

以下略 AAS



460: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:08:27.01 ID:xVa5x4Ph0


そうして中将は、現艦長と二言三言話した後、艦長室の片隅、例え艦長が変わったとしても、ちょっとやそっとじゃ見つかる事が無い様な死角に、自身の士官軍帽を置くと、名残惜しそうに艦から降りて、最後に軍艦・球磨を一瞥した。




461: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:09:25.40 ID:xVa5x4Ph0


艦首付近には、先程見た軍艦・球磨のちんまりとした影があり、中将の月明かりの笑みに負けないくらいの満面の頬笑みを浮かべながら、上甲板からぶんぶんと手を振ると、海軍式敬礼を中将に投げかけた。

中将は、柔和な笑みを掲げながら、球磨に対して敬礼を返した。
以下略 AAS



462: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:10:53.14 ID:xVa5x4Ph0



数刻後、中将は日本行きの艦艇へと乗り込み、セクター海軍基地を後にした。

以下略 AAS



463: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:12:51.14 ID:xVa5x4Ph0


 ……………………………… 


以下略 AAS



464: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:16:13.88 ID:xVa5x4Ph0


「……42年6月のミッドウェー海戦から、全てが狂った」


以下略 AAS



465: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:22:32.66 ID:xVa5x4Ph0


「ソロモンでは、加古、龍驤、比叡、衣笠、綾波、霧島、暁、夕立……サボ島では吹雪、叢雲、古鷹……その後は由良、高波、天龍か……ああ、畜生っ……! 自分で言ってて頭が痛い……!」

「昨年の冬だけで、夕雲、望月、初風、川内、夕霧、大波、巻波、冲鷹が沈没し、伊号第19は行方不明らしい……」
以下略 AAS



466: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:24:29.90 ID:xVa5x4Ph0


「それでも……俺たちに出来る事は何かないのか……! ……形はどうあれ……俺は最後まで戦うつもりだ……!」

「気持ちは痛い程分かるが、一寸落ち着けって……! それに、後詰の俺たちに一体何が出来るっていうんだ……!? 敗戦は免れないって言うのに……」
以下略 AAS



467: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/25(金) 23:30:45.97 ID:xVa5x4Ph0


その一人の若い海軍士官の言葉に、ふいと、中将は昔一度だけ会った事のある、魅力と才能に溢れた壮年の男の事を思い出した。

あの男は当時、かなりの社会的地位を持ち、時の政治家たちとも繋がりがある男だったが、当時の世論とは裏腹に、この国の敗戦を語った。
以下略 AAS



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