球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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235: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:38:34.08 ID:a8pmz1XW0


「まさか姫級に対して単騎で突貫仕掛けるとは思わなかったよ……しかも僕の再三の呼び掛けを一切無視してさ……本当、勘弁してくれよ……」

「……ごめんなさい」
以下略 AAS



236: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:40:58.17 ID:a8pmz1XW0


「それにしても本当……何時もの球磨らしくないよ。どうしてそんな考えに至ったんだい?」

「……正直、球磨にもよく分からないクマ」
以下略 AAS



237: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:43:45.82 ID:a8pmz1XW0


「だけど姫と対峙した時、球磨は名状しがたい感情に支配されたクマ」

「名状しがたい感情?」
以下略 AAS



238: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:45:00.81 ID:a8pmz1XW0


「……怒り、恐怖、嫌悪、悲しみ、そして憐れみ……それらがグチャグチャに入り混じった様な感情……球磨にもその感情が何処から来たのか分からなかったクマ……そうして、球磨はある考えに至ったクマ」


以下略 AAS



239: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:46:02.35 ID:a8pmz1XW0



「あの姫を何が何でも倒さなければならない、と」

以下略 AAS



240: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:49:32.13 ID:a8pmz1XW0


その球磨の言葉を聞いた提督は、烏龍茶をまた一口啜り、自分の首に手を添える。


以下略 AAS



241: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:51:37.33 ID:a8pmz1XW0


そう言ってほっと胸を撫で下ろした提督。

それに対して球磨は、まるで「この場に居るのは間違いなのではないか」とでも提督に言いたげな表情を浮かべた。
以下略 AAS



242: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:53:12.47 ID:a8pmz1XW0


そう答えた提督は、机に肘を置きながら、こめかみを手で押さえた。

そして唇を悔しげに噛み締めた提督の表情は、重く、苦しそうであった。
以下略 AAS



243: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:56:23.44 ID:a8pmz1XW0


「本当、提督は軍人に向いていないクマ。何で提督が未だに軍人をやっているのか、球磨にも分からないクマー」

「……以前、所属していた降下救助員や特警隊の奴らにもよく言われたよ。『お前は優秀だが、如何せん優しすぎる。お前の精神がぶっ壊れる前に辞めた方がいいぜ』ってね」
以下略 AAS



244: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:57:14.54 ID:a8pmz1XW0


――そこまで言うなら辞めればいいのに。


以下略 AAS



245: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:58:24.51 ID:a8pmz1XW0


――球磨は思った――。


以下略 AAS



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