「藤原肇がそれを割る日」
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41:名無しNIPPER[saga]
2017/08/17(木) 21:07:58.57 ID:pXJ6Ifkk0
 私の寮部屋は、夕美さんの家よりも狭いですし、テーブルも小さいですが、皆さんが座れないほどでもありません。

 それに、同じ寮住まいで同郷の瑛梨華ちゃんや、お世話になった志希さん、フレデリカさん等、参加予定の人達にとって集まりやすい場所でもあります。

「さっすが肇ちゃん!」

 遅くなってしまったし、キャンドルアレンジは後日作ることにして、お暇しようとした時でした。


「……これは?」


 随分、くたびれた容器が、リビングの隅に置かれているのが目に入りました。

「あぁ、それ?」

 えへへ、と、どこか困ったような夕美さんの声が後ろから聞こえます。



「植木鉢、ですか」



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