「藤原肇がそれを割る日」
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18:名無しNIPPER[saga]
2017/08/17(木) 19:51:23.55 ID:pXJ6Ifkk0
「ふむふむ。じゃあ改めて……始めましょっか」
「はい」

 そう言ってみたものの――。


 どうしたものでしょう。


「難しく考えない方がいいよー♪」

 鼻歌を歌いながら、夕美さんは慣れた手つきで次々に花を生けていきます。

 感性、というものでしょうか。


 おそらく、陶芸よりも、明確な完成形が無い世界。


  ――我々の役割は、それを見出し、選び取り、形にしていくことだ。



 おじいちゃん――私、表現の幅を広げる機会に出会えたかもしれん。



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