女「犠牲の都市で人が死ぬ」 男「……仕方のないこと、なんだと思う」
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172:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:52:39.00 ID:jX7ap57O0

「本当に?」

 自分が言っているのか、誰が言っているのか。

以下略 AAS



173:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:53:05.55 ID:jX7ap57O0


 ――世界全体は救われるべきだ。
 ――けれど救われないのが現実だというのなら。
 ――現実的に可能な限り、助けになりたいと願う。
以下略 AAS



174:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:53:36.33 ID:jX7ap57O0

「優しい奴こそ、救われるべきなんだ」
「でも、結果がでていない」
「でも、僕こそは、僕だけしか君を助けられないというのなら、助けてあげたいんだよ」

以下略 AAS



175:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:54:04.21 ID:jX7ap57O0

 ◇


「ほんとうにいいの? 都市の人たちはどうなるの?」
以下略 AAS



176:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:54:32.08 ID:jX7ap57O0

 ◇



以下略 AAS



177:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:55:00.94 ID:jX7ap57O0

「気を引き締めろ。次の犠牲の猶予は長い。だが長すぎる。平和ボケして次の犠牲を失敗して終わらせる、なんてことにはするな」

 次の犠牲の期間は長い。八百年という歳月は、人の脳裏からシステムを消すのに十分だ。絶対の統治も、それを補強する法も、年月が腐らせていく。それを絶対にあってはならないことだ。

以下略 AAS



178:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:55:58.33 ID:jX7ap57O0
 ◇



 ぼんやりと天井を眺める。
以下略 AAS



179:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:57:56.02 ID:jX7ap57O0

 でも、誰かが誰かに優しくした、気遣った。その事実もまた、現実だということでもある。
 それに少し救われた気分になる。人間という生物は誰かを傷つけ、誰かを救う。
 僕の人生もそうだった。嬉しいことも楽しいことも、悲しいことも辛いことも、隣りあわせだ。
 でも、納得している。現実をかろうじてだが、受け止められている。
以下略 AAS



180:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:58:42.97 ID:jX7ap57O0
おしまい


181:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 01:03:01.26 ID:jX7ap57O0
本人証明のために一応アカウントを置いておきます。
物語で不明瞭な点がありば気軽に質問してください。ここでも大丈夫です

https://twitter.com/shatihokoperu
@shatihokoperu


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