1:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 15:43:59.73 ID:iSEq6eEV0
「誰あの人」
マミがそうぼやく
結界が悲鳴を上げるような軋みを上げている。
それを止めねばならぬと。使い魔の心情が聞こえてきそうなほどにある男に殺到して討ち取らんとしているのが見える。
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2:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 15:50:58.82 ID:xN3R6syE0
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3:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 15:51:42.96 ID:xN3R6syE0
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4:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 16:31:37.07 ID:iSEq6eEV0
無機質な瞳たちがその胸に剣を生やさんとするその時。爆散する。
散弾の一発一発がその周囲ごと抉るように消し飛ばす。
弾丸を打ち尽くすときには肉薄していた使い魔達の姿はなかった。
5:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 22:03:21.30 ID:iSEq6eEV0
洗練された手つきで背中の武器を取り出す。単発のグレネードランチャーが流星を生みだす。
爆音。結界が悲鳴を上げるほどの星々は自ら以外の美しいものを許さぬかのようにすべてを削り取っていった。
6:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 22:18:34.37 ID:iSEq6eEV0
「あれが女王か」
瓦礫から怒りの悲鳴が聞こえる。ゆがんだおとぎ話から産み落とされたような、その化け物が宝石で光る斧を投擲する。
男はそれを危なげもなくローリングでよける。一般の人ならばそれを見てすごいという感想だけで終わりだろう。
7:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 22:29:59.30 ID:iSEq6eEV0
その男はローリングをするその時にもリロードをしているのだ。それも全く変わらぬ速度で淡々と、
もはや人間業ではない。魔法少女でも難しいであろうそれを男は当たり前のことのようにやってのけたのだ。
「魔法少女、、?」
いつから魔法少女は少女でなくてもよくなったのかと思案するが、それはあり得ない。
8:名無しNIPPER[sage]
2017/08/09(水) 12:22:43.84 ID:T6wR65530
EDF!EDF!
9:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:02:39.22 ID:5DP86ccc0
「大丈夫か」
思考の中から意識が戻る。
「ええ、大丈夫よ、ところであなたは一体」
10:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:03:18.89 ID:5DP86ccc0
「繋がったか、、こちらストーム1、一体何があった?何?本部ごと転移された?了解。帰還する。」
11:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:04:23.03 ID:5DP86ccc0
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「魔翌力を持たないのに魔女を倒した者がいる?本当かいそれは?」
きゅうべいが相変わらずの無表情で驚く。
12:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:05:13.09 ID:5DP86ccc0
「何もないところから出したんだね。もしかしたら次元線を超えることができたのかもしれない。」
「次元線?」
「うん、世界線、パラレルワールドが今の世界のxyz軸の違いで表せるとすれば次元線は4つ目の軸w。僕たちもまだ研究段階でわからないことが多いんだけどね。
13:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:05:48.80 ID:5DP86ccc0
-----
「こんな時に、、、、、え?」
私はインキュベーターをまどかに会わせないように追って、その先で魔女の結界に出会ってしまった。
ここに魔女がいることは知っている。本来なら迂回するするはずだったが
14:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:06:22.10 ID:5DP86ccc0
二人も唖然としているようだ。風景は本来いたはずの魔女の結界らしいのだが、あるはずのない近代的建築物が雰囲気をぶち壊している。
「、、っ」
今しかない。いち早くショックから立ち直ったほむらが時間を停止。まどかが抱えるインキュベーターに拳銃を至近距離から放つ。無論まどかに当たらぬよう。そして時は動く。
15:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:06:51.22 ID:5DP86ccc0
確実に弾丸を家族同然のきゅうべいを殺した怨敵に打ち込まんとするために魔翌力をありったけ込め周りに大量のマスケットを召喚する。
絶対に弾丸を当てる為の布陣。如何に身体能力に卓越した魔法少女であろうとこれを避けることはできない。これを避けるにはマスケットの展開を防ぐしかないだろうがもう手遅れである。
それが魔法少女化したさやかや杏子ならばその通りだろう。しかしほむらには時間停止がある。余裕のある表情でマミを睨みつける。
16:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 01:07:56.39 ID:5DP86ccc0
一瞬即発。
マミがすぐ撃たなかったのは相手の表情のせいだろう。予想とは違うその表情に歴戦の魔法少女の勘が、感情的になったその思考に待ったをかけたのだろうか。
痺れを切らすのにもう幾許もないかというその時。
17:名無しNIPPER[sage]
2017/08/10(木) 12:14:16.96 ID:SevoPnJF0
スティングレイともう一つの装備はなんだろう
18:名無しNIPPER
2017/08/10(木) 16:45:27.83 ID:5DP86ccc0
「ぇ、、、、ひっ!」
死体の目と目が合ったためか、まどかはすくみあがる。その際に滑り落ちた亡骸が鈍い音を立てる。
おもむろに近づいてその亡骸を食べる生き物が一匹。
19:名無しNIPPER
2017/08/11(金) 21:34:37.83 ID:9rdE1S3V0
その言葉を皮切りに、まどか、さやか共に逃げる。
幸い結界からはあっさりと出れたようで、息が続く限り遠くに逃げることができた。
ーーーーーーーーーーー
20:名無しNIPPER
2017/08/13(日) 13:29:19.76 ID:plNzHo1l0
「あれが何か、、、そうね、少なくとも貴方達の味方でないことは確かね。」
ほむらは投げ捨てる様に言う。
(この世界の流れはいいわね、、インキュベーターの不信がこんな早くに獲得できることなんて前にはなかった。
、、、、、でもあの要塞、、、一体なんだったのかしら、、私の行動の違いで未来が変わったとしても異常だわ、、、)
21:名無しNIPPER
2017/08/13(日) 14:00:12.51 ID:plNzHo1l0
マミを一瞥するが聞こえていない様で何かをぶつぶつと言っている。
(今ならば私の声も届くかもしれないわね。)
今ならば魔法少女の秘密を言わずともまどかに私を信じてくれるかもしれない。そう思い、できるだけ優しく、
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