21:名無しNIPPER
2017/08/13(日) 14:00:12.51 ID:plNzHo1l0
マミを一瞥するが聞こえていない様で何かをぶつぶつと言っている。
(今ならば私の声も届くかもしれないわね。)
今ならば魔法少女の秘密を言わずともまどかに私を信じてくれるかもしれない。そう思い、できるだけ優しく、
「私はあの化け物を退治するために、貴方達を助けるためにきたの。私は貴方達の味方。もしあ」
「化け物じゃない!!!」
マミが悲壮な顔をして叫ぶ。
「きゅうべいは、、、私のたった一人の家族、、!きゅうべいは、、、!、、。、、、、、。、、、」
最後は言葉になっていない。当然だろう。多感な思春期の女性、それも正義と悪の二極化を、、
ステレオタイプ的に考える傾向にある彼女にとって(このおかげでマミとさやかには苦労させられたのを思い出す。)、
カニパニズム(正確には違うかもしれないが)は到底受け入れられないだろう。
それを彼女の拠り所たるインキュベーターがしたのだ。
信じていた心の中の太い支柱だからこそ、折れた時の衝撃、痛みは大きいのだろう。
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