77:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 23:13:13.14 ID:xy6mxyet0
「五月雨、大丈夫か。何かすごいすりむいたみたいだけど……」
「あ、いえ、大丈夫です! こんなの入渠すればほほいのほいですから!」
そういうと、五月雨はいそいそと、階段を降りて入渠施設へと走っていった。
「あ、五月雨ちゃんただいま〜。あれ、スカートに血ついてるけど大丈夫??」
「う、うん、大丈夫! 今から入渠してしてくるから!」
丁度、妹が帰ってきて、五月雨に声をかけるのが聞こえた。
そして、妹はこちらに上がって来た。
「あれ、おに、司令官じゃん。ただいまー。五月雨ちゃんどうしたの?」
「振り返ったら転んだ。ホントに心配になるよ」
「そう? 私、ここに入ってきたとき、五月雨ちゃんが階段から降りてくるのみたけど、太ももに傷があったようには思えなかったけど……」
「え? どういうこと?」
「そのままの意味だよ。五月雨ちゃんは怪我してないようにみえるってこと。まぁ、私の勘違いかもしれないけど……」
「そ、そうか……」
「うん。あ、私が着替えたら、吹雪ちゃんの忘れたものを司令室に届けにいくねー」
「了解、よろしく」
そして三階に上がり、妹は自室へと帰っていった。私も司令室へと戻る。
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